〜人生の全てをかけて、宇宙を理解しようとしてきた〜スティーブン・ホーキング氏
こんにちは！まきのゆうこです。
一昨日の世界的な理論物理学者 スティーブン・ホーキングさんの訃報に、
驚きました。
私が担当させて頂いている２日間のセミナーでは、
宇宙論のパートに入る前に、彼の、科学者としての、
とても勇気あるコメントを紹介させて頂いているのですが、
そのせいか私自身、彼に対して親近感を勝手に感じていました。（笑）
今も毎回その時間が来る度に、
彼の科学者としての人生をかけた意志や生き様に
触れる気がして、身の引き締まる気持ちになります。
彼は、
「なぜ宇宙論や理論物理学の道に入るようになったのですか？」という
問いに対して、
「なぜ人類がここに存在するのか、という壮大な疑問に対する
答えを見つけたかったからです」と答えています。
また、
「人間が完璧な理論を発見できるなら、その理論は人間の理性の最後の勝利に
なるだろう。その時、人間は神の心を知ることになるだろう」
（『ホーキング、宇宙を語る』）とも書いています。
アインシュタイン同様、人生の全てをかけて、
“我々はどこから来たのか？ 宇宙はいかにして生まれたのか？”
その真理を追求し続けたホーキング氏。
そもそも、科学者の方々だけでなく、私たち人間の根底には、
「自分はどこから来て、どこにいるのか？」
「自分の生きる意味とは何なのか？」
それを知りたい、という根底の欲求であり、知的好奇心があるのですね。
その欲求を曲げることなく、難病にも屈せずに
命を貫き通したホーキング氏。
その 生き様に心からの敬意を表したい気持ちです。
そしてさらに、、
もう私たちは、鮮やかにその先へと進んでいく時なのではないでしょうか。
“答え”を探す生き方ではなく、
“答え”を知って新しい生き方を創造する時代。
もうそれができる時なのです。
その時が来たのです。
そしてそれこそが、
ホーキング氏を初め、人生をかけて答えを追求されてきた、
沢山の科学者の方々の意志を、次の時代を創る私たちが引き継ぐことになる、
とも言えるのではないでしょうか。
人類に多大なる貢献をしてくださったホーキング氏へ、
心より御冥福をお祈り申し上げます。
